

こんなリスクの説明、されたことありませんか?
- お役立ちコラム

こんなリスクの説明、されたことありませんか?
こんにちは、加藤です。
あなたが投資をする時、
必ずリスクについて説明を受けることになります。
アドバイザーが説明することもあれば、
ご自身でオンラインで手続きする際は
購入手続き前に「契約締結前交付書面」と呼ばれる書類に
必ず目を通すことになります。
ご自身で書面を読んでも、正直全てを理解するのは困難です。
ご自身の大切な資産のことなので、
ぜひ一度は資産運用アドバイザーさんから説明を受けてみてください。
そこで今回は、
特に重要な「リスクの説明」について悪い例と望ましい例をご紹介したいと思います。
まずは、悪い例から見ていきましょう。
———悪い例———
「この投資信託は過去5年間の平均利回りが年率6%です。
だから、あなたも同じくらいの利益が期待できます。
もちろん、多少のリスクはありますが、長期的には問題ありません。」
—————————
確かに、言っていることは間違っていないのですが、
ここでの問題点は、
過去の平均値が将来を保証するわけではないことを明確に伝えていないこと。
そして、「多少のリスク」という表現は曖昧で、
短期的な下落の可能性に触れていないため、
具体的な変動幅をイメージすることができないという点にあります。
同じ商品でも次のように説明すると印象は大きく変わります。
次は望ましい説明例をみていきましょう。
―――望ましい例―――
「この投資信託は、平均利回りが年率6%の商品です。
過去には年間で+15%の時もあれば、-10%の時もありました。
これはあくまで過去の例ですが、
このように価格が大きく変動する可能性があることをご理解ください。
もし、100万円投資した場合、
良い時には115万円になる可能性がありますが、
悪い時には90万円になる可能性もあるということです。」
—————————
年率6%という数字は、あくまで過去のデータに基づいた平均値であり、
短期的に大きく変動することは当然ありえるということをしっかりと伝えています。
このように、具体的な上下振れ幅を数字で示すと、
投資家はブレ幅(リスク)を直感的に把握できます。
「年率x%のリターン」という魅力的な数字は、
どうしても意識に強く残ります。
一方、「リスク」という言葉は抽象的で、
実際にどれくらいの変動幅があり得るのか、
具体的にイメージしにくいというのが本音でしょう。
また、利益が出ている時はリスクを忘れがちですが、
損失が出ると途端に不安が募り、冷静な判断ができなくなってしまうものです。
だからこそ、投資を始める前に、しっかりとモヤモヤを解消しましょう!
気になる点、わからないことがあれば、
専門家であるアドバイザーにどんどん質問しましょう!
あなたが納得して一歩踏み出すことがとても重要です。
一般投資家の方だけでなく、
資産運用アドバイザーの方からのご相談も大歓迎です。
聞きたいこと、お悩みごとがある方は
以下からお気軽にご連絡ください!


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