Q. 経済や株式市場の動向、購入した商品の価格などをチェックしたほうがよいですか？

こんにちは、加藤です。

「経済や株式市場の動向、購入した商品の価格などを

チェックしたほうがよいですか？」

この質問は、積立投資を始めるときによく聞かれます。

値動きやその原因、見通しなどを毎日のようにニュースで耳にすると、

経済や市場動向をチェックする必要があるように感じるかもしれませんが

長期投資ではその必要はありません。

短期投資と長期投資では成功のカギが異なるからです。

＜短期投資＞

短期的な値動きを上手にとらえることで利益を狙う、

成功のカギは市場動向の予想。

＜長期投資＞

企業が成長し企業価値が高まることで

株式の価値(=株価)が上がることを目標とする。

成功のカギは値動きを受け入れて長期にわたり株式を保有し続けること。

以下の①と②ではどちらの方が再現性があると考えられますか？

①値上がり時に売却し、

値下がり後に上昇に転じたタイミングで買うことで

値下がり時の不安多くの利益を出すことができる。

②短期的な値動きを予想し当て続けることは困難なので

日々の値動きはもちろん、時として起こる大きな下落や長期低迷を受け入れて

企業の成長を待つことで資産を増やすことができる。

①ができればよいのですが、

多くの人にとっては「言うは易く行うは難し」なのではないでしょうか。

一方、②のやり方は経済やマーケットについての特別な知識や情報は不要なので

誰でも行うことができます。

ただし、大きな暴落や長期低迷などを乗り越えていくためには以下の2点が重要です。

ひとつは、

長期的には株価が上がると期待できる理由を明確に理解すること、

もうひとつは、

将来のライフイベントなどを勘案し長期投資できる資金を投じることです。

特別なスキルなしで企業の成長からの恩恵を得るためには、

この2点が重要です。

投資・運用をする上で、この２点はぜひ忘れないでください。

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