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「株式の死」の70年代を振り返ろう

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「株式の死」の70年代を振り返ろう

こんにちは、加藤です。

 

下図は1945年1月から1979年12月までのNYダウ平均の推移です。

1945年1月の153ドルから1968年11月には985ドルと、

約6.4倍上昇しましたが、

その後、10年以上にわたり低迷しました。

 

ケネディ大統領の後を継いだジョンソン大統領は、

1964年以降、医療保険の創設や教育・住宅支援など

史上最大規模の社会支出拡大プログラム

「偉大な社会(GreatSociety)」を推進しました。

 

同時に、ベトナム戦争への本格的軍事介入により、

戦費が膨らみ増税なき膨張財政が続き、

財政赤字が急拡大した結果、インフレ時代が到来しました。

 

70年代に入るとニクソンショック(金本位体制の崩壊)、

ベトナム戦争の泥沼化、

二度のオイルショックによりスタグフレーションに陥りました。

 

1970年代の株式のリターンは10年で約4.8%、

それに対しインフレ率は累積で103%、

実質リターンは大幅なマイナスとなり、

1979年8月には「ビジネスウィーク誌」が

「株式の死」という特集を組むまでになりました。

 

米国とイスラエルによるイラン攻撃、

それに伴う原油価格の高騰などは70年代を想起させます。

 

下図は1980年から現在までのNYダウ平均の推移です。

1000ドルを下回っていた株価は46,000ドルと

46倍以上にもなっていることがわかります。

 

「株式の死」が宣告されたその同じ1970年代に、

マイクロソフト、アップル、オラクルが創業され、

マイクロプロセッサが誕生し、

インターネットの原型となるTCP/IPの基礎が築かれました。

 

投資家が株式を見限っていたまさにその時代に、

後に株式市場を数十兆ドル規模に引き上げることになる企業と技術の種が、

ガレージや研究室の片隅で静かに芽吹いていたのです。

 

3月の株式市場は米国・イスラエルによるイランへの攻撃により

日米とも大幅に下落しました。

 

当面は不安なニュースが続くと思いますが、

そのような時こそ⻑期投資の視点を大切にしたいものです。

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イラスト:ブタ

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